レビュー・徹底解説

👤誰向け?美少女の造形美を愛でる人
⚠️注意点内容は多種多様
おすすめAランク
作品名comicアンスリウム Vol.2
形式マンガ誌(アンソロジー)
主なタグ美少女
ページ数369P
発売日2013年5月

本レビュー評価:作画: ★★★★☆ / エロさ: ★★★★☆ / ストーリー: ★★★☆☆

20名の作家が描く、美少女の饗宴

これは一本の物語ではない。情熱と煩悩を掲げるアダルトコミック誌、その第二号だ。あらすじが示す通り、純情処女からエロ過ぎるお姉さんまで、多様な美少女が集う。彼女たちはラブったり、凌●されたり、様々なシチュエーションに身を置く。厳選された20名以上の作家陣が、それぞれの美意識で「美少女」というテーマに挑む。アンソロジー誌の醍醐味は、一つの好みに縛られない多様性にある。この一冊は、2013年当時の美少女描写の潮流を、ぎっしりと詰め込んだタイムカプセルのような作品だ。外部評価(FANZA)では4.25点(4件)と、高い評価を得ている。

美少女」の定義を広げる、三つの魅力

369ページというボリュームは、単行本数冊分に匹敵する。その中に散りばめられた多様な美少女像を、三点に絞って解剖する。

柔らかさの追求:ティキソー竹田の神乳描写

表紙を飾るティキソー竹田は、本誌の看板と言える。あらすじにある「柔らか神乳っ娘」という表現が全てを物語る。その画力は、乳房の質感と重量感の再現に注がれている。弾力と柔らかさが同居する、いわゆる「神乳」の描写は、視覚的な触覚を刺激する。服の上からでもその形状が伝わるラインの引き方、光の当たり方による質感の違い。これはもう、肉感に対する一種の信仰だ。正直、この肉感、どうやって描いてるんだと唸った。

キャラクターの多様性:ロリ巨乳から艶乳美人まで

美少女」と一口に言っても、その表現は作家によって千差万別だ。桃之助先生の「ロリ巨乳」は、小さな肢体に不釣り合いな膨らみのコントラストが魅力だ。一方、さんぢぇるまん・猿先生が描く「いいひとクールな艶乳美人」は、大人びた色気を感じさせる。同じ巨乳でも、少女の無邪気さと、大人の妖艶さでは全く別物である。この誌面をめくることで、自分の中の「美少女」の定義が更新されていく。あるいは、新たな性癖が発掘されるかもしれない。

シチュエーションの実験場:非日常から日常的エロスまで

誌面は様々なシチュエーションの実験場でもある。BANG-YOU先生の「時間を止めて女子校生にむしゃぷりつき」という非日常的なアイデア。対して、花札さくら先生の「初恋の従姉が歯ブラシで一人エッチ」という、初々しくも私的な日常的エロス。極端な状況と、ごく身近な情景。この両極端が一冊に同居することで、読者の欲望を多角的に刺激する。宮野金太郎先生の「かなりハードなエロス」から、ニム先生の「はつらつ美少女の恥じらい恋物語」まで、エロスの温度差自体がこの誌面のスパイスとなっている。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

本作は「マンガ誌」という形式です。単一作家の単行本とは異なり、20名以上もの作家の作品が一度に楽しめるアンソロジーです。好みの作家を発掘する「お試し」として、また多様な画風・シチュを味わう「食べ放題」としての価値が高いです。ページ単価で考えても非常にコスパが良いと言えます。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

各作品は基本的に短編で完結しており、単体で楽しめます。あらすじに「人気シリーズ」とある結城焔先生や子門竜士郎先生の作品も、その回だけで情景や関係性が理解できるように描かれていると思われます。アンソロジー誌は、気軽に様々な作家の世界に触れられるのが魅力です。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

あらすじから推測するに、内容は多岐に渡ります。「凌●」「奴●」「強●」といったハードなタグを連想させる作品も含まれるおそれがあります。一方で「純愛」「コメディ」的な要素も同居しています。一つの作家の好みに縛られない代わりに、自分と合わない描写に当たる可能性もあることは、アンソロジー購入の前提として心得ておくべきでしょう。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

短編が多いため、緻密なストーリー展開よりは、シチュエーションと描写そのものを重視した作品が中心と思われます。つまり「実用性」と「画力・造形美」が大きなウエイトを占めます。美少女の絵を愛でること、様々な状況下での彼女たちの反応や姿を楽しむことに主眼が置かれていると言えるでしょう。

この一冊を手に取るべきか、判断の分かれ目

☑ YES!買い

  • 多様な画風の美少女イラストを収集・鑑賞したい。
  • 「巨乳」「ロリ」「ツンデレ」など、特定の属性に縛られずエロスを楽しみたい。
  • 新人作家や気になる作家の腕前を、手軽に試してみたい。
  • 一冊で長時間、様々な世界観に浸りたい(369Pは読み応え充分)。

☐ NO。様子見

  • 一貫した長編ストーリーや、深い人物描写を求める。
  • 「凌●」「強●」など、ある程度ハードな描写が苦手。
  • 既に好きな作家が決まっており、その作家の単行本を優先したい。

美少女描写の博覧会、その価値は色褪せない

発売から10年以上経った今、この誌面を開いてもその輝きは衰えていない。それは「美少女を如何に描くか」という作家たちの情熱が、ページに刻み込まれているからだ。画風の流行は移ろうが、優れた描写力とキャラクター造形の魅力は時代を超える。20名以上の作家が競演するこのアンソロジーは、単なる作品集ではなく、ある時代の「美少女」という概念に対する、多角的なアンサー集だ。自分好みの一枚、一編と出会えた時の喜びは、単行本以上のものがある。これを読んで何も感じないなら、もうエロ漫画は卒業した方がいい。

📊 総合評価
Aランク
エロさ★★★★☆
画力★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
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