レビュー・徹底解説

👤誰向け?多様なエロスを楽しみたい人
⚠️注意点一部に陵辱・寝取られ要素
おすすめAランク

2018年の夏、アンスリウムは大爆発していた

2018年9月号の『comicアンスリウム』は、まさに濃密エロスの大入道雲だ。表紙はきくらげ先生の弾ける夏水着ガール。その中には復活したおかゆさん先生の濃淫新作を筆頭に、20名以上の作家が550ページ超の作品を詰め込んでいる。純愛から陵辱、ギャグまで、エロ漫画の「旬」が凝縮された一冊と言える。最初は半信半疑だった。これだけのボリュームで質は保てるのかと。しかし、ページをめくればその不安は吹き飛んだ。これは当時の熱量をそのまま封じ込めたタイムカプセルだ。

購入前に知りたい5つの疑問

Q1. 本当に550ページ以上もあるの?読み応えは?

あらすじ通り、550ページを超える570ページという膨大なボリュームです。単行本約5冊分に相当します。読み応えという点では文句なし。一つの作品に飽きてもすぐ次に移れるので、飽きずに楽しめます。

Q2. 作家陣のレベルは?有名作家はいる?

きくらげ、おかゆさん、丸居まる、あるぷ、伊藤エイト、比良坂冬など、錚々たる顔ぶれです。さらに谷口大介、白野ジアなど、初登場作家も多数含まれています。豪華さと新鮮さのバランスが絶妙です。

Q3. ジャンルは偏っていない?自分の好みの話はある?

純愛いちゃラブから、陵辱、寝取られ、ハーレム、ギャグまで、非常に幅広いです。あらすじから推測すると、JKもの、お姉さんもの、ギャルものなど、主要なシチュエーションはほぼ網羅されています。

Q4. 画風は統一されている?バラバラだと落ち着かない。

アンソロジー誌なので、当然画風は作家ごとに異なります。しかし、誌面全体として「アンスリウムらしい」ある程度の質感は保たれています。様々な画風を楽しむつもりで読むのが正解でしょう。

Q5. 外部評価(FANZA)は5.00点だけど、信頼できる?

外部評価(FANZA)では5.00点(2件)と満点の評価です。ただし、レビュー数が2件と少ないため、絶対的な指標とは言えません。あくまで参考程度に留め、本レビューの内容を主軸に判断することをお勧めします。

「濃密エロスの大入道雲」の正体を解剖する

この号の真骨頂は、その多様性と密度にある。単にページ数が多いだけでなく、一本一本の作品がきちんと主張を持っている。復活を果たしたおかゆさん先生の「極上質感エロス」、丸居まる先生の「むちぷるJK天国」、あるぷ先生の「純真無垢なお嬢様」といった、王道でありながら確かな描写力で差別化を図る作品群。一方で、谷口大介先生の「むちむにゅ肉感ボディ」や、ナカイザード先生の「圧倒的肉感の発情ガールフレンド」など、肉感描写を追求する新鋭の力も光る。正直、この肉感のバリエーションの豊富さには参った。湿り気120%の伊藤エイト先生から、初登場のナカイザード先生まで、同じ「肉」でも描き分けが明確だ。

さらに特筆すべきは、ストーリーのバリエーションだ。純愛ものから、陵辱、寝取られ、さらには比良坂冬先生のホラー×エロスまで、読者の様々な欲望に応えようとする編集部の意気込みが感じられる。ギャグ作品も3本掲載されており、エロ一色で息が詰まることを巧みに防いでいる。これは保存版だ、と思わせる構成力である。20名以上の作家がこれだけのページ数を埋めるには、ある程度のクオリティのばらつきは避けられない。しかし、この号では「当たり」の比率が極めて高い。一つ一つの作品が短いながらも、起承転結やオチがきちんと計算されている印象だ。

結論:2018年の熱い夏を、今、体験する価値

では、今この号を購入する価値はあるのか。答えはイエスだ。特に、様々な作家の作風を知りたい、あるいは自分の好みのジャンルを探求したい読者にとって、これは優れたサンプル集となる。570ページという圧倒的ボリュームは、単純なコスパの良さだけでなく、多様なエロスに対する「耐性」と「選球眼」を養ってくれる。一つの作家やジャンルに偏らず、エロ漫画という広大な海を泳ぎ回りたい人に、強くおすすめできる一冊である。買ってよかった、と心から思える充実感がある。

📊 総合評価
Aランク
エロさ★★★★☆
画力★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
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