抜かずのピュッピュのレビュー・感想・徹底解説
レビュー・徹底解説
ショートカットと多様な性癖のてんこ盛りアンソロジー
成島ゴドー初期作品第二弾「抜かずのピュッピュ」は、一言で言えばショートカットの女の子たちが主役の短編集だ。ボンテージに獣耳、レズ、オネショタ、アヘ顔など、バラエティに富んだ要素が詰め込まれている。2013年発売の166ページと、初期作品ならではのエネルギーが感じられる一冊だ。外部評価(FANZA)では4.00点と高評価を得ているが、レビュー件数は1件と少ない。これは、多様な性癖が詰まっているがゆえに、好みが分かれる作品であることを示唆しているかもしれない。
「抜かずのピュッピュ」を買う前に知っておきたい5つのこと
Q1. ショートカットの魅力は具体的にどんな感じ?
あらすじに「魅力的なショートカットの女の子がいっぱい」とある。つまり、ボーイッシュな見た目と女の子らしさのギャップが、この作品の核となる魅力だ。首筋や後頭部の描写にこだわりがあると思われる。
Q2. 166ページの読み応えは?コスパはどう?
単行本としては標準的なページ数だ。しかし、内容は「てんこ盛り」とある。複数の短編で構成されている可能性が高く、一話あたりの密度で考えると、十分なボリュームがあると言える。初期作品の熱量が感じられるはずだ。
Q3. 「バラエティに富んだ」って具体的に何があるの?
あらすじで明言されているのは、ボンテージ、獣耳、レズ、オネショタ、アヘ顔だ。これらが複数の話に散りばめられ、一本調子にならない工夫がされている。自分の好みの要素が一つは見つかるかもしれない。
Q4. ストーリー性はある?それとも実用メイン?
初期作品の短編集であることを考えると、各話のストーリーはコンパクトにまとめられていると思われる。シチュエーションを楽しむタイプの作品だ。正直に言うと、深い人間ドラマを求めるより、キャラとシチュエーションの魅力で楽しむべきだろう。
Q5. 画風は今と比べて古くない?
2013年発売なので、約10年前の作品だ。しかし、成島ゴドーの画風の原点がここにある。線のタッチやキャラクターの描き方は、現在の作風と比べてどのように変化したのか。その過程を見るのも、ファンにとっては一興だ。
「てんこ盛り」の裏側にある、作者の性癖カタログ
この作品の真の面白さは、あらすじに列挙された多様なタグの「てんこ盛り」状態にある。これは単なる寄せ集めではない。作者である成島ゴドーの初期の創作意欲が、ありとあらゆる方向へ迸った結果だ。ボンテージの緊縛美、獣耳の可愛らしさ、レズの甘い関係、オネショタの逆転シチュ、アヘ顔の崩壊感。これらが一本の線で描かれていることに、ある種の驚きを覚える。
自分が読んでいて思ったのは、これは作者の「性癖見本市」なのではないか、ということだ。166ページというキャンバスに、描きたいものを迷いなく詰め込んだエネルギーが伝わってくる。一本の長編で一つのテーマを深掘りする作品とはまた違う、アンソロジーならではの楽しみ方がある。各話のテンポも、この「てんこ盛り」というコンセプトに合わせて、きっと軽快なものになっているはずだ。
ショートカット愛好家なら、一度は手に取る価値あり
結論から言おう。これは、ショートカットヒロインという特定の萌え要素を愛する人、そして様々な性癖を一度に味わいたい人に向けた作品だ。一本の長編としての完成度や深みを求めるなら、他の作品を当たった方が良い。しかし、成島ゴドーという作家のルーツを知りたいファンや、多種多様なシチュエーションをコンパクトに楽しみたい読者にとっては、十分な価値がある。166ページに詰まった「てんこ盛り」のエネルギーは、読者を飽きさせない。自分は、この混沌としたエネルギーに、むしろ清々しさを感じてしまった。初期ならではの、迷いのない筆致がそこにある。
