レビュー・徹底解説

👤誰向け?多様な性癖を一度に楽しみたい人
⚠️注意点催●・強●・陵辱要素あり
おすすめBランク
作品名COMICクリベロン Vol.08
形式オール描き下ろしコミック誌
ページ数101P
発売日2013年6月
主な収録作家香月りお、虎助遥人、locon、おにちくねる、小桜クマネコ、戦闘的越中、成島ゴドー×尾野けぬじ

本レビュー評価:作画: ★★★★☆ / エロさ: ★★★★☆ / ストーリー: ★★★☆☆

7人の作家が描く、濃厚すぎるエロスの饗宴

「COMICクリベロン」は、オール描き下ろしを掲げるコミック誌だ。その第8弾となる本誌は、「膣内スッキリ万歳号」という挑発的なサブタイトルが示す通り、徹底的にエロにこだわった一冊である。収録作品は7本。正統派美少女ものから、ハードな催●もの、ファンタジーものまで、ジャンルは多岐にわたる。共通するのは、各作家が持てる力をぶつけた濃厚な描写だ。101ページというボリュームは、単行本一冊分に匹敵する。ここだけの話、一つの性癖に偏らず、様々な味を楽しみたい読者には、実にコスパの良い選択肢となるだろう。

「クリベロン」の魅力を3つの視点から解剖

単なる作品集ではない。本誌の真価は、作家たちの個性がぶつかり合う化学反応にある。ここでは、その魅力を3つのポイントから深掘りしていく。

1. 香月りおの美麗フルカラーが炸裂する「催●アプリ」

本誌の目玉は、香月りおによる連載スタート作「催●アプリ〜アイドル強●合体〜」だ。あらすじから推測すると、凶悪な催●アプリによってアイドルたちが翻弄される様が描かれると思われる。特筆すべきは「渾身の美麗フルカラー」という点だ。フルカラーで描かれる催●描写は、臨場感とエロスの両面で圧倒的なインパクトを与えるだろう。コンサート会場が「ザーメンの海」と化すという過激な展開も、この作家ならではのスケール感だ。正直、画力だけで買う価値がある一編と言える。

2. 王道と狂気が同居するバラエティ豊かなラインナップ

虎助遥人の「掃除好きな彼女」は、幼なじみとのほのぼのとした日常から一転、銭湯という密室で展開するエッチな駆け引きが魅力だ。一方で、loconの「嬲りの城」やおにちくねるの「愛玩妖精秘話」は、ファンタジー世界観を背景にしたハードな陵辱劇が展開されると思われる。このように、純愛に近いシチュエーションから、ドロドロとした欲望までもが一冊に凝縮されている。一つの作品だけでは物足りない、刺激を求める読者の欲求を、見事に満たしてくれる構成だ。

3. グルメエロから学園サスペンスまで、アイデアの宝庫

戦闘的越中の「女子は誰でもカメラが回れば…」は、そのタイトルから撮影を介した支配的なシチュエーションが推測され、一種の「グルメエロマンガ」としての側面も持つ。また、成島ゴドーと尾野けぬじによる「媚肉蜜猟区」は、長編エロティックサスペンスとして佳境を迎える。権力を持つ悪童と、復讐を企む少女たちの構図は、単純なエロ以上に物語の深みを感じさせる。思わず「こういうのでいいんだよ」と唸ってしまう、アイデア勝負の作品群が揃っている。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

本誌は「オール描き下ろしコミック誌」であり、単行本とは異なります。単話を集めたアンソロジー誌に近く、101Pで複数作家の作品が楽しめるため、コストパフォーマンスとバラエティの豊富さでは非常に優れています。特定の作家の単行本を追うよりも、幅広い味見をしたい方に最適です。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

ほとんどの作品は単発または当該号で完結しており、問題なく楽しめます。ただし、「嬲りの城」「愛玩妖精秘話」など連載物は(3)(4)と続きものですが、あらすじから状況は把握できるでしょう。成島ゴドー×尾野けぬじの長編は佳境ですが、独立したエピソードとしての楽しみはあります。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

あらすじから明確に、催●、強●、陵辱的な要素を含む作品が複数収録されています。香月りお、locon、おにちくねるなどの作品は、非自発的・支配的なシチュエーションが中心です。一方で虎助遥人作品は幼なじみ同士の関係なので、好みが分かれるポイントでしょう。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

全体的には過激なシチュエーションと濃厚な描写を売りにする「実用性重視」の色が強いと言えます。ただし、成島ゴドー×尾野けぬじ作品のようにストーリー性を感じさせるものもあり、バランスは取れています。まずはエロ描写で楽しみたい方におすすめです。

あなたの好みで決まる、購入の判断基準

☑ YES!買い

  • 催●や陵辱など、ハードで支配的なシチュエーションに抵抗がない。
  • 香月りおや虎助遥人など、豪華な作家陣の描き下ろしを一度に楽しみたい。
  • 101ページで様々なジャンルのエロ漫画を味見したい、コスパを重視する。
  • 画力の高い、濃厚な描写を最優先で求める。

☐ NO。様子見

  • 純愛やほのぼの系のみ好みで、強●・陵辱要素は絶対に受け付けない。
  • 一つの作家の作品を深く、連載で追いかけたい。
  • ストーリー性やキャラクターの深みを第一に考える。

濃厚エロスの実験場、その熱量に触れよ

「COMICクリベロン Vol.08」は、ある種のエロ漫画の実験場だ。著名作家たちが、誌面という枠の中で存分に腕を振るう。その結果、時に王道を、時に狂気を帯びた作品群が生まれた。全ての作品が万人向けではないが、エロ漫画というメディアの持つ多様性と熱量を体感するには格好の一冊である。自分の未知の性癖に出会う、あるいは確信するきっかけになるかもしれない。買ってよかったと思えるのは、冒険心のある読者だろう。

📊 総合評価
Bランク
エロさ★★★★☆
画力★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
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