レビュー・徹底解説

👤誰向け?多様な性癖を探求したい人
⚠️注意点連載作品の途中号
おすすめBランク

正直に言う

マンガ誌」というタグを見て、正直、少し身構えた。複数の作家による寄せ集め。当たり外れが大きいのではないか。特に連載物の途中号は、前後関係がわからず浮いてしまうリスクがある。しかし、479ページというボリュームは無視できない。この厚さの中に、自分好みの一編が一話でもあれば、コスパは十分だ。期待と不安が半々の状態で、ページを開いた。

読み進める中で

読み始めてすぐ、この雑誌のコンセプトがわかった。それは「多様性」だ。清楚系から黒ギャルまで、ヒロインの属性は幅広い。シチュエーションも、純愛ものから、やや背徳感のあるものまで揃う。各作品は短く、テンポよく展開する。だから、合わない話があってもすぐ次に移れる。これが雑誌の強みだ。

特に印象的だったのは、作画のクオリティが全体的に高いこと。有名作家から新鋭まで、それぞれが持ち味を発揮している。トリブリ先生の「部長、特訓です!」の筋肉の描写には、思わず「この肉感、どうやって描いてるんだ」と唸った。一方で、ストーリー性を重視した作品も散見される。きいち先生の「初恋のつづき…」は、幼馴染という王道設定ながら、情感が丁寧に描かれていた。

感情は、期待以上に楽しんでいる自分に気づく。一つの世界に深く浸る単行本とは違う、軽やかな旅路だ。

そして、ここに至る

この雑誌の頂点は、やはりその「選択肢の多さ」にある。読んでいるうちに、自分の好みの傾向がより明確になる。例えば、清楚な見た目と内面のギャップを描く「やっと私のご主人さまっ!後編」に惹かれるのか。それとも、大胆で能動的な「ギャルクリ!〜医療法人ギャルクリニック〜」に興奮するのか。

自分は、夏庵先生の「サイミンコンサルタント 前編」の設定の尖り具合に参った。根暗な主人公が特殊なアプリを手に入れる。そこから始まる展開は、ある種の願望を巧妙に形にしている。短編ながら、キャラクターの内面と欲望がよく絡み合っていた。こういう一編に出会える可能性こそが、雑誌をめくる原動力だ。

全ての話が傑作とは言えない。しかし、479ページという広大なフィールドで、自分だけの「当たり」を探す行為自体が、一つの楽しみに昇華する。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

目的による。特定の作家やシリーズが好きなら単行本。様々な作家の作品を一度に楽しみ、新たな好みを発見したいなら、この雑誌が圧倒的にお得です。479ページでこの価格は、コスパという点では非常に優れています。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

ほとんどの作品は単発または短編なので問題ありません。ただし、「シェアラブる2」や「ギャルクリ!」など連載物の途中話は、設定説明が最小限の場合があります。それでも、一話完結としてのエロシーンは充分に楽しめる構成です。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

あらすじから推測する限り、過度な暴力やスカトロはなさそうです。ただし、「ピントをあわせて」はNTR的な要素、「女ヤンキー in 乱交トイレ」は乱交要素が含まれると思われます。全体的には多様な性癖をカバーする方針です。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

作品によって大きく異なります。ストーリーとエロを両立させた作品もあれば、実用性を最優先した直球の作品もあります。雑誌全体としては「実用性」に軸足を置きつつ、ところどころにしっかりとしたシチュエーションを提供するバランス型と言えるでしょう。

多様性という名の宝箱

本レビュー評価はBランクとする。その理由は、傑出した一作があるわけではなく、全体として安定したクオリティで多様な味を提供する「雑誌」としての完成度が高い点だ。外部評価(FANZA)では5.00点(1件)と、評価件数は少ないものの満足度は高い。画力は作家によりばらつきがあるが、総じて水準以上。エロシーンの描写力も申し分ない。ストーリー性は作品により差があり、これが評価をSまで押し上げない要因だ。しかし、自分の未知の性癖を発見する「探検」の場として、これほど適した媒体はない。買ってよかった、と思える一冊だ。

📊 総合評価
Bランク
エロさ★★★★☆
画力★★★★☆
ストーリー★★★☆☆