もう一回…する?-犬猿の仲のアイツとのセックスがめちゃくちゃよかった件-【タテヨミ版】 もっと、してみたい。その3のレビュー・感想・徹底解説

レビュー・徹底解説

👤誰向け?喧嘩上等な関係性が好きな人
⚠️注意点特になし
おすすめAランク

犬猿の仲が最高のスパイスになる

「犬猿の仲の同僚が、飲みすぎてラブホに…」という設定を見た時、正直、ありがちなパターンかと思った。しかし、この作品の面白さはその先にある。喧嘩ばかりの関係性が、逆に二人の距離を一気に縮める。それは、互いに張り合っていた仮面が剥がれた瞬間だ。普段は強気な彼女が、素直に「生で挿入れて」とお願いする。そのギャップに、思わず「わかってる」と呟いてしまった。作者は、こういうシチュエーションの美味しいところを、きちんと理解している。

「めちゃくちゃよかった」記憶がすべてを変える

表面的には、よくある泥酔絡みの一夜限りの話に見える。だが、読み進めると、その核心は「記憶」にあることがわかる。二人はほとんど何も覚えていない。ただ一つ、セックスが「めちゃくちゃ気持ち良かった」ことだけは鮮明に覚えている。この一点が、すべての原動力だ。この作品は、その快感の記憶を追いかける物語と言える。

喧嘩から始まる、ぎこちない親密さ

会議室で論争を繰り広げ、終業後も居酒屋で言い合いをする。そんな二人が、なぜラブホにいるのか。その経緯は曖昧だが、そこにこそ本作の妙がある。お互いを認めない関係性が、逆に無防備な状態を作り出す。普段は強気な結奈が、猿島の家でもう一度セックスをしたいと持ちかける。この「ぎこちなさ」と「切実さ」の混ざり合いが、非常にリアルで引き込まれる。最初は半信半疑だったが、この心理描写の巧みさには参った。

「生で」という言葉の重み

あらすじにある「生で挿入れてとお願いされ」という一文は、この作品の重要な転換点だ。これは単なるフェチの描写ではない。二人の関係が、一夜限りの事故から、互いを認め合う「関係」へと昇華する瞬間を象徴している。普段は対等に張り合う相手に、最も無防備な状態で頼る。この依存と信頼の入り混じった感情が、エロスに深みを加えている。タグから推測するに、この「生」へのこだわりは、関係性の変化を描くための重要な要素と思われる。

OLという日常性の崩壊

タグに「OL」とある通り、舞台はごく普通のオフィスだ。しかし、その日常が、一夜の記憶によって完全に崩れ去る。会議室で論争する同僚が、ラブホのベッドで裸で目を覚ます。この非日常と日常のコントラストが、背徳感と興奮を増幅させる。仕事上の立場やプライドが、性的な欲望の前では無力になる様は、ある種のカタルシスを感じさせる。この「日常の崩壊」こそが、本作の最大の魅力の一つだろう。

一点、気になるのは「その3」という継続性

正直なところ、タイトルに「その3」とある点が少し気になった。シリーズものの一作であるため、前後の話の流れを完全に無視して読めるかどうかは、読んでみないとわからない。あらすじだけを見る限り、この一話だけで完結した物語として楽しむことは十分可能だ。しかし、「もっと、してみたい。」という続編を予感させるタイトルから、この二人の関係がさらに発展していく可能性は高い。シリーズ全体を追うことで、より深く楽しめる作品なのかもしれない。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

本作は「単話」タグの通り、単体での販売です。シリーズ全体の流れが気になる方は、単行本(もし存在すれば)を待つのが良いでしょう。しかし、この一話だけでも十分な完成度があるため、気軽に試すなら単話購入がおすすめです。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

あらすじから判断する限り、この「その3」単体でも問題なく楽しめます。二人の関係性と「前回の夜」の記憶は、この話の中で十分に説明されています。シリーズの流れを知ればより深まるかもしれませんが、必須ではありません。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

与えられたタグやあらすじからは、そういった過激な地雷要素は見当たりません。あくまで「犬猿の仲の同僚」という二人の関係性に焦点を当てた、比較的ストレートな内容と思われます。安心して読み始められるでしょう。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

バランス型です。喧嘩する関係から急速に親密になるというシチュエーションの面白さが核にあり、そこに「生」へのこだわりなどの実用的な要素が組み合わさっています。どちらか一方に偏りすぎず、幅広い読者に楽しめる構成です。

喧嘩するほどに近づく、そんな関係性が好きなら

結論から言おう。これは、「犬猿の仲」という関係性のポテンシャルを存分に引き出した作品だ。ありがちな設定から、どうやって新鮮さを引き出すか。その答えがここにある。互いに反発し合うからこそ生まれる緊張感。その緊張が、性的な場面で一気に解放される快感。この流れは、実に気持ちがいい。画力については情報がないが、このシチュエーションの魅力を描き切れていれば、文句なしだ。喧嘩上等なカップルものや、ぎこちない関係性の進展が好きな人には、間違いなく刺さる一作である。

📊 総合評価
Aランク
エロさ★★★★☆
画力★★★☆☆
ストーリー★★★★☆
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