レビュー・徹底解説

👤誰向け?多様なフェチを求める人
⚠️注意点特になし
おすすめAランク

正直に言うと、アンソロジーは「当たり外れ」だと思っていた

アンソロジー雑誌。この言葉には、どこか「玉石混交」というイメージが付きまとう。自分もそうだった。好きな作家が1人いれば十分。他の作品はおまけ程度に見るものだ、と。だから「COMIC E×E 62」を手に取る前も、同じような期待と、少しの警戒心があった。特に、あらすじに「本能剥き出し」「ケモノのように」とある。これはもう、ストーリーより実用性一本槍の、ハードな内容なのか? そう思ってページを開いた。

読み進めるうちに、その予想は覆された

最初に目に入ったのは、緋月アキラ先生による褐色ケモミミ戦士の表紙だ。爆裂マッシブな捕食ポーズ。ここだけの話、この肉感、どうやって描いてるんだと唸った。筋肉の張り、肌の質感、重量感。これが「女体フェチ神」の実力か、と。そして裏表紙には、牡丹もちと先生の距離バグ爆乳メイド。対照的な美しさが、この一冊の多様性を約束している。

ページをめくると、その期待は確信に変わる。725ページという膨大なボリュームは、単なる量ではない。多種多様な「美」のカタログなのだ。清純派美女からドスケベ痴女まで。学園ものからファンタジーまで。タグにある「制服」「お嬢様・令嬢」「美乳」といった要素は、それぞれの作家によって独自の解釈で昇華されている。一つの作品に感情移入して読み耽るのも良し。次々と変わるシチュエーションとヒロインを、視覚的饗宴として楽しむのも良し。自分は後者の楽しみ方に、思わずハマってしまった。

個性が炸裂する作家たちの競演

特筆すべきは、あらすじにある「NOiPA作家がW表紙をジャック」という点だ。これは単なる装飾ではない。レーベルを代表する作家たちが、その渾身の作画で読者を迎え撃つ意志の表れだ。表紙連動コミックや、館山けーた先生による教師×生徒の禁断ピンナップなど、誌面を彩る特別編も見逃せない。それぞれの作家が持つ「フェチズム」が、ここで存分に爆発している。一冊で多数の作家の世界観に触れられる。これがアンソロジー雑誌の、本来の醍醐気だと気付かされた瞬間だった。

そして、FANZA限定特典という最終兵器

この雑誌の価値をさらに高めているのが、FANZA限定特典の「うこ先生描き下ろしイラスト」だ。雑誌本編とはまた違った、特別な一枚が付属する。これは購入者への、ある種の愛情と言える。本編725ページに加えて、ここでしか手に入らない特典イラスト。コスパという観点だけで見ても、非常に優良な買い物だと断言できる。外部評価(FANZA)では5.00点(1件)と、現時点では高評価だ。ページ数と内容の濃さを考えれば、納得の数字だろう。

正直、画力の高さと表現の幅広さには参った。拘束やクンニといったプレイ描写も、あくまで美しいキャラクターを通して描かれる。だからこそ、ただの実用誌ではなく、一つの「作品集」としての品格を保っている。処女や恋愛といったタグから推測すると、純愛系の甘い話も含まれていると思われる。感情移入を求める読者にも、視覚的美しさを求める読者にも、何かしらの刺さる要素が必ず見つかる。これが、多作家によるアンソロジーの真の力だ。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

本作は雑誌(単話)です。725ページという大容量であり、多数の作家の作品を一度に楽しめる点が最大の魅力。特定の作家の単行本を追うのとは異なる、コレクション的な価値があります。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

問題なく楽しめます。各作品は基本的に完結した短編です。雑誌連載の特別編などはありますが、単体でも十分に理解できるように作られています。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

付与されたタグから判断する限り、過度な地雷要素はなさそうです。タグにある「拘束」はプレイの一環として、「恋愛」や「処女」と共存していると推測されます。過剰な暴力描写は期待できません。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

作家によりけりですが、総合すると「美麗な作画による実用性」が軸です。ただし、短編ながらキャラクターの魅力を立てるストーリーも多く、画力だけでなくシチュエーションの楽しさも重視されています。

多様性こそが最強の武器である

「COMIC E×E 62」は、一つの型にはまらない。だからこそ、多くの読者を受け入れられる。美乳も制服もお嬢様も、すべてが等しく「エロく美しい」ものとして描かれる。この雑誌は、特定の性癖だけを追求するのではなく、エロ漫画の「美しさ」そのものを多角的に提示する画廊のようなものだ。一冊でこれだけのバリエーションを体験できるのは、アンソロジーならではの強み。フェチズムの森を探索するような、わくわくする読書体験を保証する。買ってよかった、と思える一冊だ。

📊 総合評価
Aランク
エロさ★★★★☆
画力★★★★★
ストーリー★★★☆☆
This Series
COMIC E×E 011
COMIC E×E 022
COMIC E×E 033
COMIC E×E 044
COMIC E×E 055