COMIC E×E 59【電子版限定特典付き】【FANZA限定特典付き】のレビュー・感想・徹底解説
レビュー・徹底解説
正直に言うと、雑誌は「使い捨て」だと思っていた
まず謝らせてほしい。舐めてた。単行本や作家単体の作品に比べ、雑誌は「寄せ集め」というイメージがあった。特にエロ漫画雑誌は、当たり外れの波が大きい。だから、800ページを超えるボリュームを見ても、「量より質」と警戒していた。しかし、外部評価(FANZA)では5.00点と満点が付いている。たった1件ではあるが、これは気になる。果たして、この厚さは単なるページ数の膨張なのか。それとも、本当に詰め込まれた「濃さ」なのか。疑いながらページを開いた。
読み進める中で、期待が「詰め合わせ弁当」に変わった瞬間
読み始めてすぐに分かった。これは単なる寄せ集めではない。明確なコンセプトがある。タグにある「ギャグ・コメディ」「ラブコメ」の要素が、各作品にしっかりと溶け込んでいるのだ。重たい展開は少なく、軽妙なノリで話が進む。学園ものやお嬢様ものなど、親しみやすい設定が多いのもポイントだ。読んでいて肩の力が抜ける。これは大きな発見だった。エロ漫画でありながら、リラックスして楽しめる媒体なのだ。
そして、画力の高さに唸った。表紙を飾るピロ水先生の水着美女コンビは言うまでもない。各作家の作画レベルが全体的に高い。美乳や制服といったフェチ要素も、単なる記号ではなく、丁寧に描き込まれている。衣装の質感や身体のラインにまで気が配られている作品が多い。視覚的な美しさを求める読者には、間違いなく堪能できる内容だ。正直、画力だけで買う価値があると感じた瞬間だった。
そして、特典の豪華さに「雑誌の概念」が覆された
最も感情が動いたのは、特典の存在を知った時だ。通常の雑誌コンテンツに加え、「緋月アキラ先生描き下ろしイラスト」と豪華描き下ろし漫画2作品が収録されている。さらに、ピロ水先生のイラストをまとめた小冊子『Sweet angels Rhapsody』まで付いてくる。これはもはや雑誌の域を超えている。単行本の特典付き初回限定版のような豪華さだ。
822ページという膨大な量は、単に作品数を増やした結果ではない。通常版にプラスアルファの価値を、これでもかと詰め込んだ結果なのだ。ここまでサービス精神が旺盛だと、文句のつけようがない。読者への「いっパイの感謝」という言葉が、まさに体現されている。このボリューム感と特典の充実度は、単行本派の自分ですら考えを改めさせられるほどの破格感だった。
購入前に知っておきたいこと
Q. 単行本と単話、どっちがお得?
本誌は「雑誌」なので直接の比較は難しいが、コスパは抜群です。822ページで描き下ろし特典付きは、単話を数本買う以上のボリューム。気になる作家が複数いるなら、間違いなく本誌がお得です。
Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?
ほぼ問題ありません。各作品は基本的に1話完結の読み切り形式です。連載作品の一部も含まれますが、単体でも楽しめるように作られているため、気軽に読み始められます。
Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?
タグから判断する限り、過度な地雷要素はなさそうです。メインは「ラブ&H」「ラブコメ」「ギャグ」です。おそらく明るく楽しい、ノリの良い作品が中心と思われます。
Q. ストーリー重視?実用性重視?
バランス型です。軽妙なストーリーとコメディ要素で楽しませつつ、作画は非常に実用的です。美しいヒロインたちの描写は、フェチアナリストとしても満足できるクオリティです。
笑いとエロの豪華絢爛、9周年の感謝祭
総合評価はAランクだ。これだけのボリュームとクオリティ、そして豪華特典を考えると、文句なしに推せる一冊である。特に、エロ漫画でありながら「楽しさ」を前面に押し出している点が秀逸だ。重たいテーマに疲れた時、純粋に笑いと視覚的美しさを求める時に最適な選択肢になる。9周年を迎えた『COMIC E×E』の、読者への感謝が詰まった集大成と言える。単行本派も、この機会に雑誌の底力を味わってみてはどうか。思わず「次号もチェックせずにはいられない」と思わせる力がある。




