レビュー・徹底解説

👤誰向け?多様な性癖を貪欲に求める者
⚠️注意点寝取り・寝取られ要素あり
おすすめAランク
作品名COMIC E×E 20
形式マンガ誌(アンソロジー)
主なタグ寝取り・寝取られ・NTR, 巨乳, 美少女, 中出し
ページ数643P
発売日2019年8月
外部評価(FANZA)3.71点(7件)

32人の作家が放つ、夏の欲望の饗宴

これは単なる雑誌ではない。業界を代表する作家たちが、その技量と性癖を惜しみなくぶつけた、一種の祭典だ。表紙からして、水着姿の美女二人が寄り添う姿は、友情と背徳の境界を曖昧にする。燦々と降り注ぐ太陽の下、濡れた肢体が交わる。その光景は、純粋な官能と、どこか危うい関係性を同時に示唆している。外部評価(FANZA)では3.71点(7件)と、一定の評価を得つつも、その多様性ゆえに好みが分かれる様子が伺える。643ページという膨大なボリュームは、一夜では消化しきれない。深夜に読み始めて、気づいたら空が白んでいた。そんな体験を約束する、濃密な一冊である。

多様性こそが最大の武器、E×Eの真骨頂

この雑誌の核心は、その豪華すぎるラインナップにある。一人の作家の世界に浸る単行本とは異なり、ここでは32人もの作家が、それぞれの「エロの最先端」を提示する。読者は貪欲に、次々と変わるシチュエーションと画風に身を委ねることになる。

「寝取り・寝取られ」という深淵への招待

タグに明記された「寝取り・寝取られ・NTR」は、作品群の重要な基調である。あらすじには「乙女の内なる葛藤」や「純粋無垢なお嬢様の堕落」といったフレーズが見える。これは、純潔が穢されていく過程、あるいは自ら堕ちていく選択に対する、ある種の美学だ。竜太や鈴音れなといった作家の手にかかれば、その心理的駆け引きは、単なる背徳を超えた叙事詩となる。快楽と罪悪感が同居する、危険で甘美な沼へと読者を誘う。正直、こういう心理描写の巧みさには参った。

巨乳と美少女、王道を極めた肉体描写

巨乳」「美少女」というタグは、この雑誌のもう一つの顔だ。さいもんの「ハートフルエッチ」から、らっこの「最胸シリーズ」、聖シローの「水着娘の下品に乱れる姿」まで、そのアプローチは多岐に渡る。しかし、どの作家も「美しい肉体」を描くことへのこだわりは一貫している。特にカラーページの多さは業界屈指と謳われており、水着や汗、体液で輝く肌の質感は、モノクロとはまた異なる生々しさで迫ってくる。この肉感、どうやって描いてるんだ、とページをめくる手が自然と速くなる。

シチュエーションの宝庫、性癖のデパート

「一回だけではヌけ切れない」というキャッチコピーは誇張ではない。純愛マエストロの箕山やここのえ蓬による「いちゃラブセックス」から、だいじの「ぶっ飛びシチュエーションエロス」、多門結之の「サキュバス系ヒロイン」まで、その守備範囲は驚くほど広い。ツンデレ、童貞喪失、願掛け、ハーレム、仮想現実プレイ…。あらすじに列挙された作家とその作風は、まさに現代エロ漫画の縮図だ。ここまで多様な性癖が一冊に詰まっていると、必ずや自分に刺さる一篇が見つかる。思わず「これは保存版だ」と唸ってしまった。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

本作は「マンガ誌」という形式です。単一作家の単行本とは異なり、32作家によるアンソロジーです。特定の作家が好きなら単行本を、多様な作家の作品を一度に楽しみたいなら本誌がお得です。643Pというボリュームは単行本数冊分に相当します。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

ほぼ問題ありません。各作品は基本的に読み切りです。一部(例:皐月みかず先生のグラッシーズフェチシリーズ最終話)はシリーズ物ですが、単体でも楽しめるように描かれていると思われます。作家の特徴を知っていればより深く楽しめますが、必須ではありません。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

タグに「寝取り・寝取られ・NTR」が明記されています。この要素を苦手とする読者には明確な地雷です。また、作家によっては「堕落」「メス堕ち」「下品に乱れる」といった、純愛とは異なるベクトルの描写が含まれるおそれがあります。暴力やスカトロに関する明記はありません。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

作家により大きく異なります。心理描写に重きを置く作品もあれば、直球の肉体描写を売りにする作品もあります。総合すると、良質な画力と多様なシチュエーションによる「実用性」が全面に押し出された雑誌です。ストーリー性も一定水準以上は保たれていると思われます。

買うべき人、様子見すべき人

☑ YES!買い

  • 複数の作家の作品を一度に味わいたい貪欲な読者。
  • 「寝取り・寝取られ」の複雑な心理描写に興奮を覚えるタイプ。
  • 巨乳・美少女といった王道要素を、高い画力で楽しみたい人。
  • 643Pというボリュームをコスパの基準とする実用派。

☐ NO。様子見

  • NTR要素がどうしても受け入れられない純愛至上主義者。
  • 一つの世界観にじっくり浸りたい、単行本派の読者。
  • 作家によって作画レベルや好みの差が激しいと感じる可能性がある。

夏の熱量を封じ込めた、エロ漫画の博覧会

COMIC E×E 20は、2019年夏のエロ漫画シーンを、ぎゅっと凝縮したタイムカプセルだ。32人という豪華作家陣が、それぞれの美学と技術を競い合う。その結果は、圧倒的なボリュームと、どこを開けてもハズレがないという安心感となって現れている。NTRという暗いテーマを内包しながらも、全体的には「楽しむ」エロ漫画としての明るさを失っていない。多様性こそが最大の魅力であり、リスクでもある。故に、本レビュー評価はAランク。全てが自分好みとは限らないが、この密度と熱量は、間違いなく値段以上の価値を提供する。一つの性癖に縛られず、広く浅く、そして深く、欲望の海を泳ぎ回りたい全ての者へ。

📊 総合評価
Aランク
エロさ★★★★☆
画力★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
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