レビュー・徹底解説

👤誰向け?豪華作家陣の画力と多様な性癖を求める人
⚠️注意点NTR要素を含む作品あり
おすすめSランク

正直に言うと、期待と一抹の不安があった

「COMIC E×E」の二周年記念号。あらすじに名を連ねる作家たちを見た時、期待は高まった。桂井よしあき、日吉ハナ、織田non、らんち、ピロ水。そうそうたる顔ぶれだ。しかし同時に、一抹の不安もあった。豪華すぎるラインナップは、時に個々の作品の存在感を薄れさせることがある。単なる「お祭り」で終わらないか。693ページという膨大な分量が、果たして最後まで飽きさせずに読ませてくれるのか。正直、期待と不安が半々だった。深夜に読み始めて、気づいたら空が白んでいた。

読み進める中で、沼に沈んでいく感覚

ページをめくる手が、次第に速くなっていった。最初は「有名作家の作品だけ拾い読みすればいいか」という軽い気持ちだった。しかし、それは甘かった。無名に近い新人作家の作品が、予想外の衝撃で襲ってくる。たかやKi先生のフルカラー作品のエロカワさ。袁藤沖人先生の海洋不思議青春ストーリーの独特の世界観。はらざきたくま先生のミステリアスなエロス。一つ一つの作品が、短いながらも明確な「毒」を持っている。寝取り・寝取られのタグが示す通り、心理的な駆け引きや背徳感を描いた作品も散見される。美少女と巨乳という王道要素を、各作家が独自の解釈で昇華している。この画力の饗宴に、自分は完全に参った。思わず「これは保存版だ」と唸った作品が、一冊に何本も収まっている。

そして、ここに至る。多様性こそが最強の武器だ

このアンソロジーの頂点は、特定の一作品にはない。むしろ、その「多様性」そのものにある。純愛もあればNTRもある。甘い日常もあれば、戦慄の非日常もある。フルカラーの美麗作画も、モノクロの緻密な線画も。全てが一冊に詰め込まれている。読者は自分の性癖に合う作品を探す「旅」を楽しめる。更に、未知の作家との出会いという副産物まである。外部評価(FANZA)では5.00点(2件)と、評価しているユーザーからは絶賛の声が上がっている。この数字が示すのは、この豪華さとボリュームに対する純粋な驚きと満足だろう。自分も、気になる作家の新たな一面や、全く知らなかった逸材を発見できた。この発見の喜びが、693ページを読み切る原動力になった。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

本作は雑誌(単話)です。693ページという圧倒的ボリュームを単行本価格帯で楽しめる点が最大の魅力。掲載作家の単行本を何冊も買うことを考えれば、コスパは極めて高い。特に多様な作家の作品を一度に味わいたい人には最適。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

ほとんどの作品は短編完結型なので問題ない。桂井よしあき先生など連載シリーズも含まれるが、各話で楽しめるよう配慮されている。あらすじに「最新作」「番外編」とある作品は、シリーズものの一部だが、単体でも十分に楽しめる内容だ。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

タグに「寝取り・寝取られ・NTR」とあるため、その要素を含む作品が収録されていると推測されます。ただしアンソロジーなので、全ての作品がNTRというわけではない。美少女・巨乳・中出しなど王道要素の作品も多数。目次や作家名で好みの作品を選べる。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

作家によって大きく異なる。心理描写や世界観構築に重きを置く作品もあれば、本能に直球で訴えかける実用性抜群の作品もある。画力の高さは全体的な共通項。様々な「エロさ」の形を体験できる、いわば「エロ漫画の博覧会」のような一冊だ。

エロ漫画の可能性を詰め込んだ、記念碑的アンソロジー

総合評価は迷わずSランクだ。その理由は単純明快。第一線で活躍する作家から気鋭の新人まで、これだけの面々が一堂に会する機会は稀だ。しかもそれが約700ページに凝縮されている。画力に対する貪欲なまでの追求、多様な性癖への誠実なアプローチ。エロ漫画というジャンルの豊かさと深淵を、これでもかと見せつけてくる。一つの作品にハマることもあれば、全てを浅く広く楽しむこともできる。読み終えた後、必ずや「また読み返したい」と思う作品が幾つか見つかるはずだ。これは単なる雑誌ではなく、一種の文化財である。

📊 総合評価
Sランク
エロさ★★★★★
画力★★★★★
ストーリー★★★★☆
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