COMIC 高 Vol.7のレビュー・感想・徹底解説
レビュー・徹底解説
「スマートな大人」のためのJKコレクション
「今日はどーする?」。この問いかけから始まるのは、欲望を制御し適切に処理できる「スマートな大人」のための雑誌だ。2016年に発売されたCOMIC 高 Vol.7は、その名の通り「高」品質な女子校生エロ漫画を集めたアンソロジー。表紙は加茂が担当し、大和川、ぶぶづけ、石鎚ぎんこら豪華執筆陣が集結している。453ページという膨大なボリュームは、まさにJK好きにとっての宝庫と言える。外部評価(FANZA)では4.00点(2件)と高評価を得ており、その期待値の高さがうかがえる。まず謝らせてほしい。単なる雑誌と舐めていた。
放課後の教室で始まる「特別指導」
バクシーシATによる「特別指導」は、タイトルからして学園ものの王道を感じさせる。教師と生徒、あるいは先輩と後輩。閉鎖的な空間で行われる「指導」は、権力関係と甘い背徳感が絡み合う。制服の襟元が乱れ、ほんのり汗ばむ肌。そんな日常の少し先にある非日常が、ここには詰まっているだろう。タグにある「巨乳」は、このシチュエーションにおいてより一層その存在感を増す。詰め襟の制服と豊満な肉体のコントラスト。作者によって描き分けられるその質感の違いを比較するだけでも、この分厚い一冊の価値はある。
「いちゃいちゃ・こねこね・ラブラブ」な日常の隙間
あかなぎの「いちゃいちゃ・こねこね・ラブラブ」は、タイトルが全てを物語っている。甘くてくすぐったい、恋人同士の触れ合いが主題だ。タグにある「美少女」が持つ無垢な魅力が、こうした日常的なシチュエーションでこそ輝く。髪をかきあげる仕草、囁くような声、触れ合う指先の温度。エロスは必ずしも激しいものだけではない。積み重なる小さなスキンシップの果てにある、自然な結合。この作品が収録されている意味は大きい。バランスの良いアンソロジー構成を感じさせる一編だ。正直、こういうほのぼの系もきちんと入っているところが好印象だった。
「催●アプリ」が引き出す深層の欲望
神毛物由宇の「催●アプリ」は、タグから推測できるようにややハードな方向性を示す。現代的なツールを介した、強制的な興奮。理性と本能の葛藤が、少女の表情や身体の変化に細かく描き出されるだろう。抵抗しながらも湧き上がる快感。羞恥と愉悦が入り混じった、複雑な心理描写が期待できる。これはある種のシチュエーションものとして、特定の層に強く刺さる要素だ。学園ものという日常の枠組みの中で、非日常的なアクシデントが起こる。その落差が生む興奮は、他の作品とは一線を画す。思わずページをめくる手が早くなってしまった。
購入前に知っておきたいこと
Q. 単行本と単話、どっちがお得?
本作は雑誌(アンソロジー)です。20名近い作家の作品が453ページに収録されており、コストパフォーマンスは極めて高い。気になる作家の単行本を追うよりも、まずはこの一冊で様々な画風やシチュを試すのがおすすめです。
Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?
問題ありません。COMIC 高は毎号内容が独立した雑誌であり、Vol.7に収録されている全ての作品は単発読み切りです。シリーズものはないため、どこから読んでも純粋にその話を楽しむことができます。
Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?
収録作の一つに「催●アプリ」があります。このタグから推測するに、同意が曖昧な状況下での行為を扱った作品が含まれる可能性があります。純愛や両想いのみを求める方には一部合わない部分があるかもしれません。
Q. ストーリー重視?実用性重視?
アンソロジーなので作品によりけりですが、全体的には「女子校生」というシチュエーションを活かした実用性重視の作風が多いと思われます。ただし「いちゃいちゃ・こねこね・ラブラブ」のようなほのぼの系もあり、バラエティに富んでいます。
JKという「型」の中で光る多様性
「女子校生」「巨乳」「学園もの」という、ある意味では王道かつ制約のあるテーマの中で、これだけのバラエティを生み出せるのは驚きだ。甘い純愛から、ややハードなものまで。453ページというページ数は、単なる量ではなく、その多様性を保証する「厚み」である。20名近い作家がそれぞれの解釈で「JK」を描く。画風も作風も違う彼女たちが一冊に同居する。これがアンソロジー雑誌の最大の魅力だ。総合してAランク。特定の作家を追うよりも、まずはこの「型」の豊かさを体感すべきだ。ここには、あなたの好みを見つける確かな確率がある。





