アナンガ・ランガ vol.30のレビュー・感想・徹底解説
レビュー・徹底解説
| 作品名 | アナンガ・ランガ vol.30 |
|---|---|
| 形式 | マンガ誌(アンソロジー) |
| 主なタグ | お姉さん、姉・妹、巨乳 |
| ページ数 | 336P |
| 発売日 | 2018年1月 |
| 外部評価(FANZA) | 5.00点(2件) |
本レビュー評価(総合): Aランク
- 作画: ★★★★☆
- エロさ: ★★★★☆
- ストーリー: ★★★☆☆
多種多様なエロスが詰まったアンソロジーの決定版
「アナンガ・ランガ」は、その名の通り性典を掲げるアンソロジーコミック誌だ。vol.30では、JKから大人のお姉さんまで、まさにあらゆるエロスが収録されている。表紙を飾るのはシイナ先生によるノラネコ少女たちのサンタコスイラスト。可愛らしいビジュアルとは裏腹に、中身は多様な作家陣による濃厚な作品群が待ち構えている。一冊で様々なシチュエーション、様々なヒロインを味わえるのが、この雑誌形式の最大の強みと言える。正直、これだけのボリュームで一つの世界観に縛られないのは、ある種の自由さがあって良い。
濃厚な描写と多様なシチュが同居する336ページ
336ページという膨大なボリュームは、単なるページ数の多さではない。複数の作家による異なる「肉感」と「エロスの切り口」が詰まっている。それぞれの作品が、読者の異なる性癖に確実にアプローチしてくる構成だ。
人妻の堕ちる過程を描く「汚された人妻」
尾山泰永による『汚された人妻 ぬるぬるマッサージ倶楽部(5)後編』は、NTR要素の強いハードな作品だ。あらすじから推測するに、複数の男たちによる自宅乱交から、夫への電話という緊張感のあるシチュエーションへと突入する。声を抑えながらも襲い続けられる描写は、背徳感と緊迫感が交錯する。人妻ものの醍醐味である「平常を装うことの困難さ」が、ここでは最大のスパイスとなっていると思われる。
ほのぼのとエロを融合させる「ノラネコ少女との暮らしかた」
シイナ先生の『ノラネコ少女との暮らしかた(14)』は、保護した子猫をきっかけにした、ほのぼのとした日常系エロだ。「女性を扱うように優しく」というアドバイスを盾に、練習と称して身体に触れる展開は、ゆるやかな性の目覚めを感じさせる。表紙も手掛けるシイナ先生の作画は、柔らかく愛らしいキャラクター描写が特徴だろう。巨乳タグから推測するに、柔らかそうな肉感の描写にも期待が持てる。この作品を読んで、こういう緩やかな侵食も悪くない、と思わせてくれた。
専門学校という特殊舞台の「AV専門学校へようこそ」
soraniによる『AV専門学校へようこそ(2)』は、その舞台設定が全てを物語る。男が女優養成学校に入学するという倒錯した状況下で、男性恐怖症の女生徒と向き合う。実技演習という名の、半ば公認の性的接触。この「教育」という名目によるエスカレーションは、一種の正当化されたエロスとして機能するはずだ。専門的で特殊な環境ほど、そこで繰り広げられる行為は濃密になる。このシチュエーション構築力には参った。
購入前に知っておきたいこと
Q. 単行本と単話、どっちがお得?
本作は雑誌(単話アンソロジー)そのものです。連載作品の単行本を待つか、このような雑誌で様々な作家の作品を一度に楽しむか、好みが分かれます。ボリューム(336P)は単行本並みなので、コスパは高いと言えます。
Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?
各作品は連載ものですが、ほとんどの話がその回だけで完結する形を取っています。前後の経緯が気になる部分はありますが、エロシーン自体は独立して楽しめるように描かれているため、問題なく読めるでしょう。
Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?
あらすじから判断するに、『汚された人妻』には明確なNTR(寝取られ)要素が含まれています。また、『天然媚薬少女』は近親相姦の要素が窺えます。それ以外の作品は、純愛やほのぼの系など様々です。アンソロジーなので苦手な作品は飛ばして読むことも可能です。
Q. ストーリー重視?実用性重視?
作品によって大きく異なります。『付き合って5年目〜』のような日常エロスはストーリー性が強く、『コウカン』のような露出プレイものは実用性が突出しています。一冊で両方をバランスよく味わえる、というのが本誌の特徴です。
あなたの好みで買い時が決まる
☑ YES!買い
☐ NO。様子見
- NTRや近親相姦などの要素が一切受け付けない。
- 一つの作品・世界観にじっくり浸りたい。
- 特定の作家の単行本を待ちたい。
多様性こそが最大の武器となるアンソロジー
「アナンガ・ランガ vol.30」は、一本の道を極めるよりも、広大なエロスの原野を散策するような体験を提供する。一つの作品が合わなくても、次のページで全く別の魅力が待っている。この「選択肢の多さ」と「発見の楽しさ」が、雑誌形式の醍醐味だ。外部評価(FANZA)では満点の5.00点(2件)と、購入者の満足度は高い。総合的に見て、そのボリュームと多様性に対して十分な価値があるAランクの一冊と言えるだろう。





