レビュー・徹底解説

👤誰向け?巨乳・美少女好き
⚠️注意点特になし
おすすめAランク

秋の夜長に、多種多様なエロスが詰まった大ボリュームアンソロジー

2018年秋に発売された「COMIC BAVEL」12月号。表紙は看板作家・しおこんぶによる月見酒エルフ。そのキャッチコピーは「乱れちゃってもいいですか…?」。この一言が全てを物語る。403ページという膨大な紙面には、巨乳、小柄、美少女、女子校生といったタグが示す通り、多様なヒロインとシチュエーションが詰め込まれている。ラブ&Hと中出しを基調としつつ、人外、逆レイプ、主従逆転など、癖のあるテイストも散りばめられた、まさに「エロ漫画の大収穫祭」だ。正直、このページ数でこの価格はコスパが良い。

グラマーブロンド教師のアブない個人授業

ぷよちゃによる『Private Lesson』。グラマーブロンドの教師が生徒を誘惑する。あらすじからは詳細なシナリオは不明だが、タグにある「巨乳」「美少女」が教師側に適用されると推測できる。年上女性による積極的な誘い。その視線と仕草に、生徒はもちろん読者も引き込まれる。教育現場という非日常的な空間で繰り広げられる、背徳感と興奮が混ざり合う関係。教師という立場を利用した、甘くも危険な雰囲気作りが期待できるシーンだ。

ドSな淑女の本性はM女?主従逆転の快楽

平いっすいによる『続・気まぐれお嬢様と忠実なる執事』。これは前作の続編であり、ある程度のキャラクター関係が構築された上での物語と思われる。表向きはドSなお嬢様と忠実な執事。しかしその本性はM女であるという逆転。立場やパワーバランスの崩壊が、この作品の核となる興奮剤だ。服従と支配の関係が、寝室では一変する。執事による、お嬢様の隠された欲望への「奉仕」。その描写の濃淡が、作品の実用性を大きく左右するポイントとなる。

柔肉の饗宴!多人数FUCKの鬼が描く酒池肉林

宏式による『みんなでイこう! 柔肉フェス!』。作者は「多人数FUCKの鬼」と紹介されている。このキャッチフレーズが全てだ。おそらくは多数のキャラクターが絡み合う、賑やかで淫靡な乱交シチュエーションが展開される。タグの「巨乳」「小柄」「美少女」が、ここでは多様な肉体として立ち現れる。圧倒的な人数と交錯する肢体。画面全体から溢れ出す肉感と、混乱しながらも高揚する快楽の描写。これは画力と構成力が試される、作者の腕の見せ所だ。自分はこの「多人数FUCKの鬼」という肩書きに一番興味を惹かれた。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

本作は雑誌(単話アンソロジー)です。403Pと大ボリュームで、多数の作家の作品が一度に楽しめるのが最大の利点。特定の作家の単行本を追うよりも、好みの作家や新たな作家を発見する「掘り出し物」探しに向いています。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

大部分は短編完結型なので問題ありません。ただし、『続・気まぐれお嬢様と忠実なる執事』のように続編と明記された作品は、前提知識があるとより深く楽しめる可能性があります。しかし、単体でも楽しめるように作られているはずです。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

与えられたタグやあらすじからは、過度な地雷要素は見当たりません。主なテーマは「ラブ&H」であり、逆レイプや主従逆転といったシチュエーションはあるものの、作風は全体的に王道のエロ漫画寄りと思われます。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

アンソロジー誌のため作品によりけりですが、全体的には「実用性」に重きが置かれている印象です。短編でシチュエーションを迅速に構築し、濃厚な描写へと一直線に向かう作品が多い。ストーリー性を追求した作品も含まれるものの、メインはやはりエロスそのものの描写力です。

多様な性癖に応える、秋のエロス・バイブル

本誌は、特定の一つのテイストに偏らない懐の深さが最大の魅力だ。王道のラブ&Hから、少し捻りの効いたシチュまで、403ページというキャンバスに多種多様なエロスが描き出されている。外部評価(FANZA)では5.00点(2件)と、評価している読者からの支持は絶賛レベルだ。全ての作品がハズレ無しとは言わない。しかし、この中から一つでも「刺さる」作品を見つけられれば、購入の価値は十二分にある。巨乳と美少女を愛し、様々なシチュエーションで繰り広げられる濃厚な描写を求めるなら、迷わず手に取るべき一冊だ。これを読んで一作品も心に響かないなら、そろそろエロ漫画の沼から足を洗う時かもしれない。

📊 総合評価
Aランク
エロさ★★★★☆
画力★★★★☆
ストーリー★★★☆☆