レビュー・徹底解説

👤誰向け?巨乳好き、多様な画風を楽しみたい人
⚠️注意点特になし
おすすめAランク

620ページのエロス祭典、秋の夜長を彩るアンソロジー

『COMIC E×E』は、その名の通りエレガント×エロティックを標榜する雑誌だ。その27号は、まさに「性欲の秋」にふさわしい特大ボリュームを誇る。620ページという膨大な分量は、単行本数冊分に匹敵する。表紙を飾るのはピロ水先生による浴衣姿の綾瀬姉妹。ここから始まる、多種多様な作家陣によるエロスの饗宴が待っている。外部評価(FANZA)では3.00点(3件)と評価は分かれるが、これは好みの分散によるものだろう。まず謝らせてほしい。ページ数の多さに舐めてた。読み始めると、その濃密なエロスに引き込まれる。

褐色留学生との異文化「性」交流

常磐緑先生による初巻頭カラー作品は、褐色の留学生JKが主人公だ。異文化コミュニケーションが、そのまま「性」の交流へと発展する。カラーとモノクロを織り交ぜた作画は、肌の質感や汗の輝きを際立たせる。異国情緒とエロスの融合は、新鮮な刺激を読者に与える。タグにある「巨乳」の魅力も、この作品では存分に描き出されていると思われる。異なるバックグラウンドを持つ者同士の、言葉を超えた身体的な理解。その過程が、官能的な筆致で綴られていく。

雨に濡れた二人が交わす、泡沫の契り

日吉ハナ先生の作品は、ドシャ降りの雨でビショビショになった男女が描かれる。濡れた衣服が肌に張り付く描写、体温と雨の冷たさの対比。エレガントな画風で描かれる、刹那的で濃密な関係性が魅力だ。あらすじにある「泡沫の契り」という言葉が示す通り、一夜限りの、あるいは運命的な出会いをテーマにしている可能性が高い。環境と心情をリンクさせた、情感豊かなシチュエーション作りには、思わず唸った。こういう湿った空気感、たまらない。

むっちり極乳作家が描く、熟れ肉ボディとの旅館SEX

黒ノ樹先生は「むっちり極乳作家」と紹介されている。その渾身の描く、熟れ肉ボディの美人ママとの旅館SEXは、本誌のハイライトの一つだ。旅館という非日常空間での、ねっとりとした時間の流れ。湯気と体温が混じり合うような、官能的な雰囲気作りが期待できる。タグの「中出し」は、この作品を含む複数の話で採用されていると思われる。大人の女性の包容力と、貪欲な性が同居するキャラクター描写。肉感的でありながらも品位を失わない作画が、読者の欲望に直接響く。

購入前に知っておきたいこと

Q. 単行本と単話、どっちがお得?

本作は雑誌(単話)です。620ページで単行本数冊分のボリュームがあり、コスパは極めて高い。多数の作家を一度に味わえるアンソロジーの利点を活かしたい人には最適です。特定の作家の単行本を追うよりも、まずはこの雑誌で好みの作家を発掘するのがおすすめです。

Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?

ほとんどの作品は短編完結型なので、問題なく楽しめます。あらすじに「人気シリーズ最新話」とある作品も含まれますが、各話の独立性は高いと思われます。逆に、気に入った作家のシリーズものを見つけられれば、過去作を遡って楽しむきっかけにもなります。

Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?

あらすじとタグから判断する限り、過度な地雷要素はなさそうです。タグは「美少女」「巨乳」「中出し」であり、比較的スタンダードな嗜好に沿った内容が中心と推測されます。ただし、作家ごとの作風は多様なので、一部の作品ではやや強めのプレイが含まれる可能性はあります。

Q. ストーリー重視?実用性重視?

作品によって大きく異なります。情感豊かなシチュエーションを描く作家もいれば、直球のエロスを追求する作家もいます。全体的には、しっかりとしたシチュエーション設定の上に、実用性の高いエロ描写を積み上げる作品が多い印象です。両方をバランスよく求める読者に適しています。

多様性こそが最大の武器、秋のエロス大豊作

本誌の最大の強みは、その圧倒的な「多様性」にある。常磐緑のカラー作品から、黒ノ樹のむっちりした肉感、日吉ハナのエレガントな情感描写まで、一本の線では括れない広がりを見せる。620ページというボリュームは、この多様性を支える土台だ。どこを開けても違う世界が広がる。気になる作家の単行本を探す前に、このアンソロジーで腕試しをする価値は大いにある。自分は、みな本先生のグラドルものと、栗原ケンシロウ先生の同級生のお姉ちゃん話で、しっかり抜けた。欲を言えば、好みの作家だけを集めた単行本の方が尖っている場合もあるが、この「発掘の楽しさ」は雑誌ならではだ。総合的に高い水準で楽しめる、優良アンソロジーと言える。

📊 総合評価
Aランク
エロさ★★★★☆
画力★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
This Series
COMIC E×E 011
COMIC E×E 022
COMIC E×E 033
COMIC E×E 044
COMIC E×E 055