コミックアンリアル Vol.116のレビュー・感想・徹底解説
レビュー・徹底解説
異世界ファンタジーと非現実エロスの夏祭り
異世界ファンタジーと非現実美少女をテーマにした漫画誌、コミックアンリアル。そのVol.116は「夏の増ページ号」として、488ページというボリュームで届く。表紙を飾るのはほみなみあ。中身は、ダンジョン、魔術、獣耳、触手といったファンタジー要素と、敗北や改造、羞恥といったハードなエロスが融合した世界だ。電車では絶対に読むな。これは忠告だ。甘々な人外ヒロインから、徹底的に辱められるヒロインまで、その幅は驚くほど広い。一冊で多様な「非現実」を味わえる、いわばアンソロジー的な楽しみ方ができる号と言える。
ダンジョンで拾った女騎士はデュラハン改造メイド
絵羽先生によるカラー連載『御主人様とメイドの肉体改造録』の最新話が掲載されている。あらすじによれば、見習い魔術師がダンジョンで拾った女騎士を、デュラハンに魔改造するという内容だ。デュラハンとは首のない騎士の怪物。そのイメージと「メイド」という奉仕の概念が結びつく時、何が起こるのか。おそらく、非人間的な肉体と、従順なメイドとしての振る舞いのコントラストが、作品の核となるだろう。タグにある「異物挿入」や「鬼畜」から推測するに、その改造や調教の過程は甘いものではない。しかし、あらすじに「ハッピーハッピーに!?」とあるのが興味深い。どこか狂気を帯びた幸福が描かれていると思われる。
地雷系寄生粘液美少女との危険な同居生活
DATE先生の大人気連載『同居する粘液―2体目―』は、今号で最終話を迎える。生物に乗り移り内側から支配する寄生粘液美少女との「不思議な暮らし」がテーマだ。タグの「触手」「異物挿入」は、この粘液による内部からの支配を連想させる。外見は美少女でも、その実体は危険な寄生生物。そんな非日常的な関係性の中に、どこか「暮らし」の温かみを見出す、独特のバランスがこの連載の魅力だろう。最終話ということで、その関係性に決着が訪れるのか、あるいは新たな局面へ突入するのか。寄生という強固な絆の行方に、思わずページをめくる手が早くなってしまう。
魔導戦姫を襲う多様な触手地獄
ガロウド先生による『淫触王デマール the comic』後編は、まさに触手愛好家待望の一編だ。原作はピンクパイナップルのOVA。あらすじには「触手壁や触手椅子など多様な触手が襲いかかる」とある。単に絡みつくだけでなく、環境そのものが触手と化し、ヒロインを包み込んでいく。タグの「拘束」「辱め」「羞恥」が、ここで遺憾なく発揮されるだろう。武装した魔導戦姫が、無力化され、様々な形状の触手によって玩具にされる。その過程で滲み出る「恥」と「快楽」の描写に、この作品の真骨頂がある。正直、触手モノとしての完成度はかなり高いと期待できる。
購入前に知っておきたいこと
Q. 単行本と単話、どっちがお得?
本作は雑誌(単話)です。掲載作品の単行本化を待つか、このボリューム感をすぐに楽しむかで選びましょう。連載ものは単行本でまとめて読むのも一興ですが、アンソロジー的な多様性を味わうなら今号がおすすめです。
Q. 前作やシリーズを知らなくても楽しめる?
連載作品が多いため、一部は前話の知識があった方が良いです。しかし、各話である程度完結している作品が多く、異世界ファンタジーという共通テーマもあるため、単体でも十分楽しめる構成です。新連載も複数あるので、初読者にも入りやすい号と言えます。
Q. 地雷要素(NTR、スカトロ、暴力等)はある?
タグに「鬼畜」「辱め」「羞恥」がある通り、精神的・肉体的に追い詰める描写は多いと推測されます。暴力表現も「敗北エロス」とあるため、ある程度は覚悟が必要です。ただし、スカトロなどの過激な排泄系については言及がなく、おそらく含まれていないと思われます。
Q. ストーリー重視?実用性重視?
ファンタジー設定を活かした「シチュエーション」と「実用性」の両軸を追求する作品が中心です。世界観やキャラクター関係にこだわる連載もあれば、特定のフェチに特化した読み切りもあり、バランスは良いです。実用性だけで言えば、画力の高い作家陣による描写は非常に期待できます。
多様な非現実が詰まったファンタジーエロスの宝箱
総合評価はBランクとした。その理由は、圧倒的なボリューム(488P)とジャンルの多様性にある。一冊で獣耳、触手、TS、魔法少女、サキュバスなど、様々な「非現実」を体験できる。好みの話を探す楽しみも大きい。一方で、外部評価(FANZA)では2.50点(2件)と低く、これはアンソロジー誌ゆえの「当たり外れ」の印象が反映されている可能性がある。自分としては、『淫触王デマール』や『同居する粘液』のような看板連載のクオリティは高く、これだけのページ数でこの価格はコスパが良いと感じた。人外やファンタジー設定のエロスを求める読者には、掘り出し物を見つけるワクワク感を存分に味わえる一冊だ。





